検索 |
多層構造のモデル化これとは逆に、組成に基づいて外観を設計するという流れで設計作業を行うこともでき、この場合にはさらに複雑な多層構造を有する塗色モデルを使用することが可能となります。実際の塗色においては、顔料と光輝材が混じり合う二層以上の層から構成されるといった、より複雑な構造を持つ場合がありますが、このような塗色については図3.3に示されているように、Formula IIの提供する組成に基づく設計機能を用いて製造業者の手により改めて設計し直すことが可能です。 構成要素のうちのいくつかについては、その内部構造と下位の構成要素を示すために木構造が展開表示されている。塗色の層とその組成に関する各パラメター(図の左側)は、任意の位置に挿入や削除することが可能で、それらのパラメターの値についても直接編集することができる。
組成に基づいて塗色の設計を行う場合、塗色のモデリングにおいてより多くの能力と自由度が提供される一方、その作業はより煩雑かつ複雑なものとなります。これは、組成に基づく設計の場合、外観に基づいて塗色を設計する場合と比較して、操作対象となる各パラメターが外観に対して一対一の対応を持っていないため、これらのパラメターを理解することがそれ程容易ではないことに起因します。したがって、各パラメターの操作には、それによってシミュレーションする塗色の外観にどの様な影響が及ぶかを予想できる程度の経験が要求されます。 |